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2023.08.18

TOLQ トルク TA-2005 Trompe L’oeil Printed Jacket (1950 Type-1 T-Back) ファーストタイプ デニムジャケット メンズ

トルク TA-2005 Trompe L’oeil Printed Jacket (1950 Type-1 T-Back) ファーストタイプ デニムジャケット メンズ

「Trompe L’oeil Printed Jacket(Type-4)」

サンプリングしたモデルは、1960年代後半から製造された4th(Type-4)モデル。

4thモデルは、3rd(Type-3)モデルの後継型として作られた。
(3rdモデルはGジャンの完成形とも言われている。) 3rdに比べ、少し細身のシルエットと、長い着丈が特徴。

今回はその4thモデルの中でも「ロング」と言われるデニムジャケットを採用。
「ロング」は4thモデルの中でも、さらに着丈と袖丈が長く設計されている非常に珍しいモデル。

当時の持ち主が付けたであろう70年代らしいアダルトワッペンが、バランスよく配されている。
遊び心を感じる完全な一点物。

デニム部分のプリントには、デニム生地に似たカツラギを使用。
触感は本物のデニムと勘違いしてしまう程の仕上がりに。
裏地はフリースを使用し、デニムの裏側をプリント。

〈tolq(トルク)〉
2017年に設立された現在知る人ぞ知るブランドのひとつ。
ヴィンテージのデニムジャケットやジーンズをプリントで精巧に再現する転写シリーズは、
アメリカ西海岸最大規模の展示会「MAGIC(マジック)」への出店を機に本格的にスタートした。
デニムの本場アメリカでも驚きをもって迎えられた〈トルク〉の転写シリーズは、
そもそも芸術大学出身のデザイナーによるちょっとしたアイデアから始まったという。
スペインの天才芸術家、サルバドール・ダリの作品からヒントを得て、
ヴィンテージデニムを再現する手法として転写プリントを使ったトロンプルイユ(だまし絵)に行き着いたそう。
「単純に人を驚かせたかった」というデザイナーの気持ちもあったようだけれど、完成度を見ると
「ちょっと驚かせる」ようなレベルではない。
どこからどう見ても数十年単位で着倒した本物のヴィンテージに見えるのだから、その技術たるや凄まじいものがある。